お知らせ

2020-08-17 17:45:00

肛門腺絞りのお話

ワンちゃん・ネコちゃんにある肛門腺はご存じでしょうか?

肛門腺とは、肛門の左右(4時と8時)一対にある分泌物です。袋状になっているので、肛門嚢(のう)とも呼ばれています。
肛門腺の役割は、一匹一匹違うにおいをしているので、個体識別の役割をしています。ワンちゃん・ネコちゃんが、お互いのお尻の匂いを嗅ぎあっているのも相手を認識するためにしています。

通常は、ウンチをするときに一緒に出されることが多いです。ですが、自分で出すことができない子もいます。
そのような子は人間が絞ってあげなければいけません。そのまま放置すると、分泌物が溜まっていき袋が破れ、肛門の横に穴が開き、膿汁が出たり出血を伴います。
肛門腺が溜まってきたサインとしては、✅床にお尻を擦り付けてお尻歩きをする✅肛門辺りを気にして舐めたり噛んだりする✅自分の尾を追いかけてぐるぐる回る、などがあります。
このような行動をし始めたら、肛門腺が溜まっていないかチェックしてあげてください。

他の用事で病院にいらした際や、お散歩で病院の前を通った際に『肛門腺溜まっていますか?』と聞いていただければ確認致します(^^)ご希望であれば、肛門腺の絞り方もお伝えいたします!
トリミングに出して頂ければ、シャンプーの時にトリマーさんがしっかり絞ります。病院で肛門腺だけ絞らせていただくことも可能です。その際は先生が絞ります。
肛門腺が破裂してしまうと、治るまで舐めないようにカラー生活になってしまいます。そうなってしまう前に、肛門腺が自力で出せない子はチェックしてあげてくださいね!

疑問なごとがありましたら、お気軽にお声がけください^^